感染症にご注意ください!
[2023年7月19日]
ヘルパンギーナは、夏風邪の代表的疾患で、乳幼児を中心に夏季に流行します。免疫力が下がっていると、大人が感染することがあります。
突然38~40℃の発熱(1~3日間続く)で発症し、同時にのどの痛み、口の中やのどの奥に小さな水ぶくれが現れます。この小さな水ぶくれが破れると小さな潰瘍となり、痛みも伴います。これらの症状によって食欲不振や脱水症状を引き起こすこともあります。
一般的に経過は良好で、後遺症は残らず、2~3日程度で軽快していきます。
特効薬などの治療法はなく、症状をおさえる対症療法が中心です(解熱鎮痛薬の処方等)。
のどの痛みで水分がとりにくく、脱水症状を引き起こすことがあるので、水分補給をこころがけましょう。
・手洗いを徹底しましょう。特に、糞便中からもウイルスが排泄されることがあるため、オムツを替えたあとは必ず手洗いを。
・患者との接触をなるべく減らしましょう。
・タオル等を共用で使わないようにしましょう。
・おもちゃ等をこまめに消毒をしましょう。