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観光情報/笠置山の戦い(その伍)・行在所跡(行宮遺址)

[2023年3月3日]


国道163号線を走っていると、笠置大橋と笠置トンネルの間で、
木津川を挟んで南側に見える笠置山の中腹あたりに、何やら文字が。
そこには、「行宮遺址」とはっきりと漢字4文字を読み取ることが
出来ます。気付いて、「なんじゃこれ?」と思われた方も多いかも。

これは、笠置山へと上る参道(府道325号線)の中間点辺りからでも
文字のある場所に歩いていくことが出来ますが、実際にそばで見ると
高さ8mほどもある巨大なむき出しの自然石に刻まれた文字であるのが
わかります。明治22年頃に作られたのだそうです。

この「行宮」とは「行在所」とも云い、天皇の仮御所のことを指しますが、
「元弘の乱」序盤「笠置山の戦い」の際に立てこもった後醍醐天皇の
居住地の跡が、笠置山・笠置寺のもみじ公園を見下ろす頂上付近に
あり、そのことを称えた巨大石碑が山の露出した自然石に刻まれた、
ということです。

「行宮遺址」碑へは、JR笠置駅から徒歩約30分程度で行くことが可能です。
「行在所跡」へは、笠置寺の境内から、もみじ公園を目指すと、すぐに
たどり着くことが出来ます。

行在所跡(行宮遺址)

巨大なる文字が山の中腹に

行在所跡(行宮遺址)

近くで見るとスケールすごい(見晴らしも良い)

行在所跡(行宮遺址)

行在所跡は、もみじ公園のすぐ上に


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