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観光情報/笠置浜

[2022年12月20日]


笠置浜は資料等によれば、現笠置大橋のやや上流にあったと思われます。
大正時代中頃に橋がかかるまでは、右岸と左岸とを渡し舟が行き交いました。
また、木津川上流域の大河原(現南山城村)からは小舟で、南の柳生からは
陸路で木柴(薪)などが集積され、笠置で帆掛舟に積替えて下流域の京都・
伏見や大阪などへ水運が発達しました。輸送力のある帆掛舟の遡上可能限界が
笠置辺りだったことから、伊賀や甲賀、奈良から繋がる水運・陸運の拠点と
して発展してきた歴史があるようです。行き交う商人や旅人のために、旅籠や
商店などが伊賀街道に沿って北笠置として、笠置山麓に柳生へと続く道に
沿って南笠置として随分と賑わいを見せたようです。

明治時代になって鉄道が走り(笠置駅が開設され)、大正時代には橋もかかり
昭和時代終盤のモータリゼーションへと人の動きも物流も大きく変動を遂げて
現代に至るわけですが、木津川の流れを観ながら、往時が偲ばれます。

笠置浜

笠置浜を解説する案内碑

笠置浜

笠置浜を現在に伝える公園


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